温暖化ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向けた技術を持つ「気候テック」関連のスタートアップや企業への注目が高まっている。海外では投資にとどまらず、大手企業が通常より割高な脱炭素商品やサービスを積極的に使うことでスタートアップや企業の成長を支援しようとする動きが活発だ。商品の「先買い」で普及を進め、早期にコストを下げられるかが焦点となる。「2030年にある程度スケールアップし…
岸田首相、脱炭素化へ担当相新設 スタートアップ相も(写真=共同)
岸田文雄首相は22日、脱炭素で経済・社会・産業構造を転換するためGX(グリーントランスフォーメーション)実行推進担当相を新設すると表明した。新興企業の育成を支援する司令塔のスタートアップ担当相を設けるとも言明した。長野県軽井沢町で開いた経団連の夏季フォーラムで明らかにした。脱炭素に向けて「10年のロードマップを示し、企業の予見可能性を高めたい」と述べた。GX実行会議の初会合を27日に開くと説…
EU、クリーンテックの脱炭素化プロジェクトに約2,500億円を投資
7月12日、EU委員会は、17の大規模なクリーンテック・プロジェクトに18億ユーロ(約2,500億円)以上の投資を行うことを発表した。本プロジェクトは、操業開始から10年間で1億3,600万トンのCO2eqを削減する可能 […]…
飲料水技術を提供するSOURCE Global、180億円超の資金調達
7月19日、持続可能な飲料水技術を提供するSOURCE Globalは、ビル・ゲイツが支援するBreakthrough Energy VenturesとベンチャーキャピタルのDrawdown fundの主導で、シリーズD […]…
山口壮環境相は15日の閣議後の記者会見で、企業の脱炭素の取り組みを支援する20兆円規模のグリーントランスフォーメーション(GX)経済移行債の償還財源について「炭素税だけでは全然足りない」と述べた。すでに導入されている地球温暖化対策税の税収は2600億円程度で、税率の大幅な引き上げに政府が収入を見込める排出量取引の導入も加えた財源確保が必要になるとの見方を示した。温暖化ガスの排出が多い国からの輸…
テマセク、脱炭素に照準 スタートアップ投資に新たな柱(写真=ロイター)
【シンガポール=中野貴司】シンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングスは脱炭素につながる有望な技術を持つスタートアップへの投資を増やす。中長期の成長が確実視されるためで、50億シンガポールドル(約4850億円)の運用資金を持つ子会社を新設。高利回りを狙う。テクノロジー投資の新たな柱の一つに据え、投資先全体の温暖化ガス排出量も2050年までに実質ゼロ(ネットゼロ)を目指す。新会社で48……
脱炭素の切り札「水素」。元素の中で最も軽くて小さく、燃やしても水しか発生しない究極のエコエネルギーだ。水素サプライチェーンに名を連ねる国内外の主要企業300社とは。…
「カーボン・クレジット・レポート」及び本年9月から実施するカーボン・クレジット市場の実証事業に係る制度骨子が公表されました
「カーボンニュートラルの実現に向けたカーボン・クレジットの適切な活用のための環境整備に関する検討会」は、カーボン・クレジットの活用に関して基本となる情報や今後のあり方を整理した「カーボン・クレジット・レポート」を本日公表いたしました。 まx…
「海上輸送の電動化」による環境改善が現実的になってきているという研究結果
二酸化炭素(CO₂)や二酸化硫黄(SO₂)、窒素酸化物(NOₓ)の主要な排出源の1つが、重油を燃料とする海運です。各種ガスの排出量は船を電化すれば削減可能ですが、これまで船の電化ついては活発に議論されていませんでした。カリフォルニア大学バークレー校のジェシカ・カーシー氏らは、船の電化に関する議論が進んでいない理由について「過去の研究がバッテリーのコスト、エネルギー密度、利用できる船内スペースにつ……
米経営者団体ビジネス・ラウンドテーブルが2019年8月、定説だった「株主利益第一主義」を見直すと宣言してから、まもなく3年が経過する。今も賛否両論は絶えないが、次第に理解されるようになった考えもある。企業の存在意義を表現する「パーパス」と、ビジネスと社会との関わりを示す「パブリックベネフィット(公益)」だ。「ベネフィット企業」の台頭そして会社の社会的な有用性について「B(ベネフィット)コー…
Hi, I’m Azeem Azhar. I convene Exponential View to help us understand how our societies and political economy will change under the force of rapidly accelerating technologies. Every Wednesday, I do……
Hi, I’m Azeem Azhar. I convene Exponential View to help us understand how our societies and political economy will change under the force of rapidly accelerating technologies. Every Wednesday, I do……
地球温暖化や大気汚染の抑止に向けて、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)を自在に吸着したり別の物質に変換したりできる素材が求められている。有力候補の一つが「ゼオライト」だ。シリコンとアルミニウム、酸素から成り、古くから吸着剤や触媒に使われてきた。性能改善が加速しており、長寿命で交換不要の触媒のほか2050年に向けてはバイオマス燃料との組み合わせや水素の貯蔵などの応用も視野に入る。ゼオライ…