本サイトは馬田による社会実装関係の情報を提供しています

鉄リサイクルの未来を実装する

1/17 に実施した Discord イベントのレコーディングです。

Podcast (Apple, Google, Spotify) と YouTube で配信しています。ライブで参加することで質疑応答もできます(質疑応答部分は配信されません)

以下は参考の自動書き起こしです。


00:00
皆さんこんにちは、馬田です。今日はEVERSTEELという鉄鋼のリサイクルに取り組んでいるスタートアップの創業者のお2人に来ていただきました。早速ですが、お2人の話を聞いてみましょう。

00:12
じゃあ今日はありがとうございます。

00:14
よろしくお願いします。

00:15
よろしくお願いします。ラジオっぽくなんかそうできればなと思ってて、今日はEVERSTEELのお二人に来ていただいて、ちょっと未来に関してお話伺えればと思ってます。はい。はい。

00:26
よろしくお願いします。

00:27
お願いします。

00:28
簡単にお2人のプロフィールと事業内容に関して教えていただいてもよろしいでしょうか?

00:34
はい。ありがとうございます。まず自己紹介それぞれやっていきましょう。私田島と言います。EVERSTEELで今代表をやっています元々材料工学を東大の方で勉強していて、コンピュータサイエンスをスイスで1年留学して勉強して、今鉄スクラップに特化した画像認識のシステムを開発しています。よろしくお願いいたします。

01:01
はい。お願いします。私田島と一緒にをEversteel創業しました佐伯といいます、よろしくお願いします。自分元々東大のマテリアル工学科で材料工学を勉強していたんですけど、全く鉄スクラップとは関係ないバイオ系の領域をやっていたんですが、田島から鉄スクラップと鉄リサイクルの未来について変革をしたいっていう、熱意のある言葉をもらって、今一緒に創業したというところになってます。はい。ありがとうございます。

01:34
未来変革したいという話を聞かせていただければなと思っています。実際に田島さんどうやって誘ったんですか佐伯さんを?

01:47
本当に偶然といえば偶然必然、といえば必然という感じなんですけれど。元々私スイスに留学してたときに、プロジェクト、大学の研究としてやってたところがスタートです。帰国して東京大学でやっていくっていうときにですね、スイスで帰ってくるときロストバゲージしたんですね。服が全部なくなってしまって、誰か身の回りでおしゃれな人で服買いに行ってくれる人いないかなと思って、まず誘ったのが佐伯でした。

02:20
おしゃれな人っていう?

02:22
おしゃれなんですけど本当に。環境系だったりスタートアップに佐伯が興味があるっていうのはもう本当その何年も前から知っていて、スイスでこういうプロジェクトをやってきていたっていう話をして一緒にやる人とかすごく歓迎してたので、そこで一緒にやりませんかってお話させていただいたのが始まりですね。

02:45
佐伯さんその時誘われてどうだったんですか。

02:48
いや田島がスイスから帰国して、一緒にご飯食べながら鉄スクラップの画像解析をやっているんだっていう話も聞いたりして。ぱっと聞いて面白そうだなと思ってもう少し話を聞こうと思ってたんですけど、最初鉄スクラップっていうの私も何も知らないなか、鉄スクラップでこんなに種類があってこうこうこうなんだよみたいな話をたくさんされて、いや正直意味わかんなくて最初は思って、そんな鉄スクラップが問題なの?そんないろんな種類あるのとか意味が最初わからなかったんです。結構喧嘩じゃないですけど、それって本当に必要なのみたいな、結構最初言ってたんですけど、やっぱり話していく中で、本当にこれはやる必要があるんだなっていうふうにだんだん私も気持ちが変わってきて、一緒にやろうってなった次第ですね。

03:42
どれぐらいかかったんですか。説得されるのに。

03:45
いや、実際は多分その期間、説得というか、やろうぜって正式にやろうぜって声をかけてくれるくれてやろうってなったまでは多分1週間もかかってないと思うんですけど、ほぼ毎日のように一日中か。ずっとスクラップのこと話したりしてたので、時間自体はすごい濃密だったかなと思います。

04:07
田島さんの目から見てどうだったんですかそれは?何かすごいこだわって誘ったのって。

04:12
そうですね、元々のこんなまだ事業として確立もしてないようなところでロマンを感じてくれる人なんてほとんど身の回り探してもいないので、佐伯みたいにこう話しても受け入れてくれるだろうと思える人は、まず全然選択肢としてなかったですね。なのですごく佐伯を誘う出してもらうところはこだわりがあって、基本的にはやっぱり鉄鋼産業を変えていくっていうところをすごく真剣に考えていて、留学するときから、もう学年を落として留学することが決まっていたので、これはどうしても会社にするぐらいの意気込みでやらないといけないと思っていて、そこをそのまま素直に話して、佐伯が受け入れてくれたっていう。

04:58
なるほど。どうですか佐伯さん、何か振り返ってみて。

05:03
はい、いや田島とは中学から同級生でずっとよく知ってる仲なんですけど、元々材料工学系で鉄関係のことをやっていたっていうのは知ってたんですけど、まさかそこで鉄スクラップのこの問題を考えてて、その解決のために東大に行っても学べなかった画像解析をスイスまで行って学年を落としてまでスイスまで行って学んで、帰ってきて教授に直談判で、これを画像解析をやって学んできて、こういう成果も出たから、こっちでもやらせてくれよって直談判して、研究室で初めてそういう画像解析を使った研究っていうテーマ自体が立ち上がったんですって聞いたんですけど、あっそ、そんなすことをやるお前やつだったんだって純粋にすごいなと思って、はいやっていきたいなというふうに思った記憶があります。

06:00
中学時代とは全然イメージ違うって感じなんでしょう。

06:02
いやあすごい純粋にすごいなと思いました、その熱い思いと行動力がすごいなと思いましたね。

06:09
なるほど。そんなお2人にちょっと未来の話をお伺いしたいんですけれども、普通に考えたときにお2人がいなかったとしたら、その鉄鋼のリサイクルの分野って10年後どうなってると思いますか。

06:21
はい。ありがとうございます。10年の短いスパンで起きるかどうかわからないですけれど、鉄のリサイクルプロセスでは混入してしまう不純物の横領がどんどんどんどん今増えてきてしまっていて、このまま単純にいくと鉄スクラップとかして鉄にしても、このままじゃもう使い物にならなくて、鉄鉱石由来の綺麗な鉄で希釈しないといけないみたいな状況が生まれると推測されてます。それがここから10年20年ぐらいかけて、発生してくるところなんですけれど、実はもうここを3年、最近でももう発生してきているような現象なので確実にこれが起きてくると思います。

07:02
なるほど。そこをなんでしょう、大きな課題になってるっていうことなんですよね。

07:07
そうですね。

07:08
はい。何でそこの課題に気づいたんですか。

07:11
元々研究で取り組んでいたところになります。鉄鋼のリサイクルのプロセスの中で不純物が入ってきてしまって、本当鉄の中にたった0.4%程度の銅が入ったりすると、鉄って表面が割れてしまって使い物にならなくなるんですけれど、これは、この事実自体は何十年も前から知られていて、いろんな大学の研究機関だったり鉄鋼メーカーさんが、溶かした後の鉄から何とか不純物を取り除いて綺麗にしていこうという取り組み自体はやられたんですけれど、どこもなかなか実用化になることはできずに、研究室にいたっては、結構諦めてる研究室も出てきてるようなんで課題自体は知っていて、ただ解決策が今世の中にはないっていうところで、面白いと思って取り組んだっていうのが始まり。

08:01
解決できそうだって思ったんですか、それとも何か解決できなくても何かやんなきゃみたいな?

08:06
単純に楽しそうだなと思ってはいましたね。はい絶対に。スクラップの中の不純物を見つけるのは無理だと思ってる自分も全然いました。なので、スイスで最初研究して画像認識でちゃんと検出できた結果を一番最初に見たときに鳥肌が立って、これはやってきてよかったと思ったのを今でも覚えてる。

08:27
なるほど1回やってみて自信がついたっていう感じ。

08:30
そうですかね。

08:31
はい。なるほど。ちょっと佐伯さん1回ミュートにしちゃったんで後でミュート外して発言していただければと思います。はい。逆に何でしょう佐伯さんこれは佐伯さんの方に聞きましょうかねお2人がいることで、この鉄リサイクルの分野は10年後どんな感じになってると思いますか?希望や妄想とかでもいいんで、ちょっと話してくれると大変ありがたいです。

08:58
まず自分たちがいなかった場合もちょっと考えたことはあるんですけど、あの、この鉄のリサイクルないしこの鉄スクラップを選別するっていう問題って田島も言ったんですけど何年前から実は問題としては業界の中であって、ちゃんと選別して不純物除去がやっていかないといけないよねっていうのはちょっとあったんですけど、ずっと解決策が見つかってこなくてこの業界のもう大御所の大御所というか重鎮の方とも話したことがあるんですけど、20年30年、言い続けたこの不純物の問題があるっていうのを言い続けて何とか変えようとしてきたんだけども、変えれなかったっていうことをおっしゃっていて、今ようやく変えるチャンスが今来てるんじゃないかなというのを強く感じています。っていうのもやっぱり今、あのカーボンニュートラルに向けて社会がすごく動いているところなので、このチャンスを逃がさずに言えばスチールが、もうその鉄のリサイクルのところを変えていくっていう動きをちゃんと影響力を持ってやっていければ。10年後20年後って大きく変わっているんじゃないかなっていうふうに。実感として今感じていますね。

10:06
なるほど。逆にEversteelが超成功したときに10年後ってどうなってるんででしょうか。これは田島さんにも聞きましょうかね。

10:13
はい。ありがとうございます。そうですね鉄スクラップがとにかく綺麗になってます。それによって鉄のリサイクルが促進されてるっていうのが、我々が作りたい未来です。今は鉄スクラップって綺麗でも汚くても問題ないというか、あんまり価格が変わらないっていうのは、課題としてあって、やっぱり廃棄物なので廃棄物でぱっと見ても、この廃棄物は綺麗だなとかってなかなか言い切れないと思うんですけれど、我々は何とか数値化して、というようのは、スクラップがしっかりと価値を持って流通する仕組みを、20年後に作りたいと思う。

10:47
佐伯さんはいかがでしょう?

10:50
どう変わるかってところ具体的に考えたことあるんですけど、今って、スクラップはだいたい20種類ぐらいにだいたいの品質で分けられて、使い作りたい鉄の種類に合わせて使い分けられているっていう状態なんですけど、そこが今とは比べ物にならないぐらい精緻化するんじゃないかなっていう、うちの技術も活用しながらするんじゃないかなっていうふうには思ってます。例えば、建築用の鉄筋を作るのであれば、このスクラップとこのスクラップのスクラップをこの量ずつ配合してっていうのが今以上に正確なあの配合をして過不足なく鉄筋を作れるというか、車を作る場合であればこれとこれとこれを使って作るっていうのが、過不足なくやれる、もう材料の無駄なくリサイクルしていく。リサイクルというか、もう無駄がなく、アップサイクルっていうところまでやっていけるんじゃないかなあっていうな妄想をしたりしてます。

11:49
いいですね何かその妄想というかリサイクルでアップサイクルまでっていうところが。

11:54
そうですね、あと結構製造、逆に鉄を使う製造業の方々と話す機会もあったりするんですけど自動車のメーカーさんとか、そういう会社さんもやっぱりリサイクル材製造していくっていうところはやっていきたい。そこに対しても責任を持って取り組んでいきたいっていうのは考えてらっしゃるので、このリサイクルの問題はあんまりこう、静脈産業だけの問題として捉えたくはないなと思ってます。作る側も責任を持ってリサイクルしやすいような作り方をして、ていうような社会ができるんじゃないかなというふうに考えてます。

12:32
なんかそうなってくると社会の仕組みもずいぶんと変わってきそうな。

12:35
そうですね。そう思います。

12:39
そのときにEversteelっていう会社はだいたい何兆円ぐらいの何か時価総額になってるっていうイメージですか。

12:47
何兆円ぐらいですね、社長。

12:49
何兆円、そうですFoundXで立たせていただいてる目標としては1兆円とかを指してる。

12:57
でもあれですね、国内だけでもこの鉄だけじゃなく再生材っていうところまでいくと30兆40兆とか、そういう市場。現時点で、今後さらにそこに注目度が増していくっていって、よりリサイクルが進むってなるともっと増えていくだろうっていうところなので、相当大きなアクションに繋がるんじゃないかなとは思いますけどね。

13:24
そうですね既存の中鉄鋼業界置き換えて、さらにそれを上回るみたいな感じまでいきますよね。

13:30
そうですね。

13:32
なんかそういう話をお二人でするときに妄想で全然今の話も、確率としてはまだまだ低いと思うんですけどもそれなんかもっと大きなことって話しないんですか。

13:42
やっぱ田島、あれじゃない成分まで特定してとかいう話とかはありますよく話す。はい。

13:51
これ説明が結構難しいですけれど、資料を。鉄を作るときに、鉄ってほとんどの場合純度100%の鉄ではなくて、基本的に何らかの合金が入ってます。炭素だったりが一番メジャーですけれど。なので、板を作るのか棒を作るのかとか、作りたい鋼材に合わせて少しずつ成分を調整してあえて不純物的なものを成分として、合金として入れていくこともかなりあります。なので鉄スクラップでリサイクルを促進していく上で、鉄スクラップのこれ溶かしたらどういう化学成分になるのかっていうのが、数値としてわかればもう完全なリサイクルが実現できます。作りたい鋼材、どんな鋼材であっても、鉄スクラップを溶かすことで作ることができるようになります。今はやっぱり見た目でそんなものを捨て使ってみても化学成分ってわからないんですけれど。我々は一つ一つの部材画像認識だったり、いろんな技術を用いてチェックしていって、この鉄スクラップのかたまり溶かしたらどういう化学成分になるかっていう数値化のところまでを目指して、それによって鉄スクラップを抜本的に促進、鉄リサイクルを促進していきたいと。

15:08
なるほど、佐伯さんそれを聞いて何か一緒に話したりすることでありますか。

15:12
そうですね。やっぱ今の今はまだ画像解析で鉄スクラップの形だとか種類とかを見分けるっていうところだけで後々は、そこに鉄が何%で銅が何%でっていうところまでやっていけばよりできる、いいリサイクルできるだろうっていうところは、そうですね。なんか、単純に科学技術的にも非常にいいことなんじゃないかなっていうふうに思いますね。今って溶かさないと、大きな電気炉を使って溶かさないと、実際にどういう成分が入ってたとかっていう測定ができないので、そこが溶かす前からその成分がわかるっていうのは非常にインパクトあるんじゃないかなっていうのは、よく話してますね。あと、これも妄想、これもっと妄想なんですけど、今って、例えばこの業者さんがこういうスクラップを持ってきた。それを溶かしたら、ちょっと品質が悪かった。みたいになったとしても、実際どの業者さんがどういうスクラップ持ってきたかとかってもう、大きな山で管理しちゃうのでわからないんですよね。どの部分がどの会社さんが持ってきたものとか、どういう現場からのスクラップだったのかとかっていうのは全くわからない状態なので、何か問題があったとしても原因究明が全くできないっていうとこになっているので、もしできるのであれば、全ての鉄の材料の中に何か後から探知できるような何か、できるかわからないですけどチップみたいなのが入っていて、全てがトラッキングできるようになると、ちゃんと材料的な何か不具合が生じたときのその原因究明とか、どこに責任があるのかとか、そういう話がしていけるんじゃないかなあっていうようなことを妄想したりしてます。

17:04
結構なんか、内容としては、何でしょうちっちゃいです、科学的にはちっちゃいけど何かビジネスにでかいことを考えてるって感じですね。

17:13
ビジネス的にはそうですね。

17:15
なるほど。そんな中大きな物事を進めていこうとしてる中では直近何かやんなきゃいけないっていうところもあると思うんですけれど、そういう意味でこの社会実装とかにやっていく上で、この対処につまずいたところというか、Eversteelとして最初に乗り越えるのが大変だった壁って何かあったりしますか。

17:32
なるほど。やっぱり重厚長大なこの産業の中でスタートアップの枠組みで共同研究とかをしていただくってのはすごく大変でした。大企業、特に鉄鋼メーカーさんですけれども鉄鋼メーカーさんからして、このスタートアップの取り組みなんて、質疑がないとおかしいんですよね。費用対効果が出るか全くわからない製品に対していくら払ったらいいのか。多分、通常のビジネスの中出てこない話だと思うので、そうするとどうなるかっていうと、メーカーさんとしては、我々と共同開発していく中で、確実にメリットを出していくために、製品の権利だったり、その後どうなんていうかレベニューシェアだったりそういった座組を組んでいきたいっていうのを一番最初に考えるところになります。ただ、やる側としては、どこか会社で集めたデータだったりも必要になってくるので難しかったり、でもっというと、鉄鋼社会全体を変えていきたいっていう意味だと、どこかの会社だけとやっても仕方はなくて、世界中の鉄鋼メーカーで使ってもらえるAIにしていかないといけないので、この大きなビジョンがありながらも、今、今もう本当直近では、この会社さんに協力していただかないといけないっていうこの契約のところで苦しいというのがすごくあります。

18:50
なるほど。それを何かうまく乗り越えたコツとかってあったりするんですか。

18:55
客観的なスタートアップとの取り組みみたいなのを経産省さんとか出されてたりして、そういう説得力のある資料を一つ一つ説明で使わせていただいたりしたのと、あとはもう本当にビジョンをしっかりと語って、1社だけでやってしまうと、集まってくるデータも少なくて、最終的には出来上がる製品の機能も限られてくるので、使っていただくそのお客さんでの機能という意味でも足りないし、世界中の鉄リサイクル促進していくっていう大きなSDGsの座組の中でも、達成をするのが、難しいっていうのかたって、納得いただいたという。

19:37
なるほど。ちなみに佐伯さんこれを多分横で聞きながら、説得される様子を聞きながらだったと思うんですけど、うまいなって思った点とかってあります。

19:46
いや、これもひとえに田島の性格が出てると思うんですけど、本当に泥臭く何回も伝わらなかったらもう1回説明して、もっと別の言葉で説明してっていうのを泥臭く、現場も何回もいってますし、それでもやって、現場まで来てスクラップを見て、なんかそういう様子を向こうの人に見せれたっていうのが大きかったんじゃないかなっていうふうに思いますね。何かテクニックとかっていうよりは。

20:16
なるほど、なんかもう真摯に取り組んでその姿を見せるみたいな。

20:20
そうですね、あの田島が現場に行って現場の作業員の方と話してるのを、向こうの方が見ると多分驚かれてると思うんですよ。こんなにスクラップのことについてこいつ詳しいんだとか、向こうの僕らが実際契約のこととか、ビジネスことを話す。経営サイドの方とか、そこまではわかってなかったりもするので、こいつ本気だなっていうのを、行動で見せれてるんじゃないかなっていうふうに思いますね。

20:50
田島さんはその辺意識されてやってたんですか。

20:53
意識をしてたかっていうとわからないですけれど、基本、そもそも現場が変わらないと実態が変わらないって思いはすごくあってですね。管理職側の人はとりあえずAIを導入することをゴールに置かれてる場合が多いと思うんですけれど、現場の方からすればAIを急に導入されてきて、ちょっとAIの製品も使いながら操業やってくれと言われても、それで改善しない場合なんとか全然あるので、現場の方が何やってるかで、そこで何の課題があるかを特定してから製品を作らないと、現場は変わらないっていう思いで現場に出させていただいております。

21:34
佐伯さんなりかありますか。

21:34
いやもうほんっとに二言目には現場現場っていう言葉。田島が最初ずっとそう言っていて、今、社内でもすぐその現場現場っていう言葉が飛び交うなっていうのはすごく感じてるので、その考えというか、そういうことを意識できているのは非常にいいなと思いますね。

21:57
なるほど。なんか本当に大きなことを考えつつも、現場はちゃんと行くみたいな。

22:04
そうですね。やっぱ今選別作業だとか、スクラップの品質管理をされてる方々は、実際一番課題意識を持ってらっしゃるので、その方々に協力をしてもらわないとっていうのは意識してますね。

22:20
現場の方は一緒に交流してるとすごく楽しくて。現場の方、特にの重厚長大な産業の現場の方って絶対ITに対して不向きだと一般的に思われてると思うんですけど、これ全然違ったのが私の実体験でして、皆さんやっぱり同じ作業を毎日毎日やられていてITもなかなか導入されてない現場なので、むしろベテランの人ほどAIとかが急に入ってくるとすぐ目を輝かせながらアドテーションをしてくれたりデータつけてくれたりするんです。私現場に2週間とか1ヶ月とか入らせていただいたときに、一番最後に現場の方としては負担が絶対増えたはずなのに、田島さん来てくれてすごいこの2週間とか1ヶ月とか、楽しかったよって言ってくださるんです。それがもう楽しくて現場に行かせていただきます。はい、そうです。

23:09
なるほど、変化が逆に楽しいみたいな。

23:13
そうですね。

23:14
でもそういうなんでしょうねEversteelみたいな、なんかグリーントランスフォーメーションに携わる人が増えて欲しいなとちょっと思いつつ、こういうPodcast的なものをやらせていただいてるんですけれど。何か今迷ってる人たちに何かメッセージがあるとしたら、何かありますかね。

23:32
私、いいですか。

23:34
じゃあ田島さんから。

23:35
はい。グリーン系のっていうことでいいんですよね。この界隈のビジネスは自分が思っている実力の何倍もの実力が発揮されます。世の中には、数多くの人が何か環境的な課題を解決することに貢献したいと思いながらも、やっぱり自分が日頃行っている仕事だったり研究の枠組みの中ではそれができなくて、副業的でも何でもいいので、何かしらで貢献したいと思ってらっしゃる方が本当に数多くいらっしゃると思います。我々みたいな環境系のビジネスをやる主体になると、そういった方が本当ありえないぐらい優秀な方が当たり前のように力を貸してくださって、自分だけでは絶対に達成できなかったところに、た安く行けてしまうっていう。これが環境系ビジネスの一番いいところだと思ってるので、ぜひこの界隈のビジネスをやっていただきたいと私は思います。

24:35
ありがとうございます。佐伯さんからも何かあれば。

24:38
いやもう全部言おうと思ったこと言われたんだけど、なんか田島も言ってった通り、本当にいろんな方が応援してくれる領域ではあると思うので、なんでしょうね、私達であれば鉄のリサイクルっていうところの、10年後20年後もっと先のためにやってますけど。何かそれをやり続けるというか、そこの先頭に立ち続けて、もうとにかくがむしゃらでもいいからやり続けるっていうのが非常に大事なんじゃないかなっていう。まだ創業して1年も経ってはないですけどっていうのを感じてます。

25:15
なるほど。すごいやってて、お2人とも楽しそうな感じはしますよね。

25:19
そうですね。楽しいは楽しいですね。

25:23
大変だと思いますけれど。そういう人が増えると、こういう話がもっとできる人が増えていいですよね、きっと。

25:32
そうですね。先週田島とあと他のEversteelのメンバーと飲み会をして、飲み会って言っても、ちゃんとした主旨のある飲み会で、それこそEversteelは何で始まって何を目指してるのかみたいなのを、お酒を飲みながら真面目に語るみたいな会をやったんですけど、なんかそう、田島が元々そうこういうEversteelを始めたきっかけとか思いとかも、すごく出てきて、非常にいい会だったなっていうのは思いますね。それが今日このポッドキャストでいろいろ話せているところでもあるんですけど、何かそういう思いを持ち続けて、取り組み続けるっていうのが大事だなあと思います。

26:17
田島さん何かありますか。

26:20
本当、佐伯の言ってくれた通りですけれど、立ち続けることがすごく価値がある業界でもあると思います。環境系ビジネスって多分そもそもここ数年でしか成り立たないようなビジネスで、10年も前だとそんなの環境系ってブランディングにはなるけどお金にはならないよねっていうのが当たり前だったと思うんですね。今でもやっぱりビジネス的にはなかなか今でこそちょっと良くなってきたぐらいだとは思いますけど、そのビジネスやっていく上で一番大事なのはやっぱり、その自分がやってるんだって立ち続けられることだと思っていて。そうすると、先ほど言った通り、手を差し伸べてくれる人が必ず出てきて、佐伯はさっき言った通り、長く思いを持ってやっていけるかどうかってのはすごく大事だと思います。

27:08
佐伯さんどうぞ。

27:09
いや大丈夫ですよ。田島、本当ずっと創業したときから立ち続けるって言葉、ずっと言ってるなと思って。

27:16
ずっと言ってます。

27:17
本当ずっと言ってます。

27:19
へえなるほど、立ち続けた結果は今は、少なくともこの1年ですごい進んでますもんねきっと。

27:25
そうですね、ここ1年もそうですし、もう本当に振り返ってみるとすごいなと思います。私最初スイスで初めて本当無力でしたけど、まず佐伯がこう入ってくれて一気にスピードが上がったのもやっぱり環境系の、何か興味を持ってくれるようなことをやっていたからだと思い、その後今年1年間も一気に進みました。やっぱりやってる対象は環境系っていうのはいいことと思っています。

27:50
なるほど、ありがとうございます。ちょっと今日はこれぐらいの録音にしておいて、はい。またこの内容に関してはちょっと公開をさせていただければと思いますので。

28:03
大丈夫ですか?

28:05
大丈夫です。一回聞いていただいて、どんな感じかっていうのをぜひ。はい。後で2人で聞いていただければと思いますので。初録音ということで、本当にご協力ありがとうございました二人とも。

28:15
どうもありがとうございました。

28:17
はい。では一旦こちらでステージを締めさせていただきます。はい。失礼します。